MC:
ブルガリアで過去に20年間ほどにわたって実施されたことがあるみたいですが、結果として独身者の負担が増えてしまって結婚資金が貯まらず、出生率も上がらなかったという失敗に終わったという経緯もあるようです。
実際に2026年4月から子ども子育て支援金が導入されて、負担額はどのくらい変わるのでしょうか?
吉原先生:
実質上は給料の中から引かれる社会保険なので直接的にどれほど影響があるかという感触はあまり感じないところかもしれませんけれども、
ざっくりですが、年収500万円の方が月額約280円、実際にはこの倍がそれぞれかかっているんですが会社と折半していますので半分ということで280円、年額にすると約3,400円弱となります。
年収1,000万円の方で月額480円ほど、年間で5,800円弱ほどになるかと思います。
単純に社会保険のところの控除される額としてみるとこの額になりますが、例えば配偶者控除や扶養控除の関係など色々考えると独身者の方が負担が多くなっているのは間違いないと思います。そうすると年間で20〜30万円の違いが出てくる可能性があります。
いろんな保険やパターンがあるため単純には言えませんが、この社会保険の子育て支援金という財源自体は児童手当の拡充や保育サービスや出産支援などの財源に充てるというようになっているので、先ほどのブルガリアであった税制の目的と今回出ている目的がある意味違います。
「独身者を減らそう」「出生率を増やそう」というのは2次的な効果であって元々の目的ではないということは理解いただければと思います。
MC:
単純に変わる手取り金額だけでみるとそんなに影響なのかなと思ったのですが、別の控除を考えると...
吉原先生:
決して結婚されてお子さんを作ること自体がベストとは言いません。
独身でいらっしゃる方も多いので、それはそれぞれのお考えがあってだと思いますが、税金や社会保険の負担という意味では独身の方の方が重くなってくるという現実が見えてくるかなという気がします。
今までそういう見方をあまりされない方が多いんですが、実情独身者だけの計算をしてみると独身者の方が負担が大きくなっている感じはします。