MC:
では最後に2割特例の終了によって損しないための何か対策などはありますでしょうか?
吉原先生:
基本的に損するわけではないのでそこは勘違いしないでいただきたいんですが、負担が増えない一つの手としては簡易課税制度の検討が必要かと思います。
実際にやられている事業がどのような事業であって、それぞれのその事業に応じた仕入額控除の額がいくらになるかというのを考えながらシミュレーションをしたところで決めなきゃいけないんですけども、簡易課税制度も本来的には開始となる事業年度の最初の日まで出さないといけません。
さらには2年間縛られるなどいろんな制限が入っているんですが、簡易課税でやると基本的には消費税が還付されることはありません。原則課税でやった場合、設備投資を多くやった場合などには消費税が還付になる場合が出てきます。
その時の動きによって判断したいんですけども先ほど言った2年間縛りとかいうのがあるので単純には言えないです。
通常の事業の内容としてどのくらいかというのが見えれば、どれがいいのか、一番安い方法がどれかっていうのはシミュレーション的に出ると思います。
MC:
先ほどの例でいくと、預かった消費税が73万円、支払った消費税が20万円の場合、73万-20=53万を納めなければいけない、
ただ2割特例が使えていたから預かったものに対しての2割(75万円×20%=15万円)、15万で済んでいた、
この15万の部分がなくなるから例えばサービス業とかだとみなし仕入れ率が50%だとするとその場合は73万×50%=36万5,000円で、その場合はサービス業の方だったらそっちの方が53万円よりは安くなるということですよね。
吉原先生:
この例の場合は粗利が非常に高いのでもっと経費はあると思いますけどね。
MC:
そこと比べるプラス先ほどおっしゃっていただいた2年間継続になったりとかそういったところを加味して簡易課税制度っていうのを検討するのも一つじゃないかというところですね。
吉原先生:
業種によって経費があまりない業種もありますから、その場合は簡易課税を取った方が有利だと思います。不動産業などあんまり経費がないのでその方がいいかなっていう場合もあります。住宅の場合は消費税はかかりませんけどそれ以外は駐車場とか消費税の負担が多くなってくるので。
MC:
そういったところもちょっとご自身だけでは判断がつきにくいかなと思いますのでぜひ吉原先生のような専門家の方にもご相談いただければと思います。
今回の2割特例の終了や8割控除の終了によって今までよりもさらに経理処理も大変になってくるかなと思いました。
吉原先生、ありがとうございました。
吉原先生:
ありがとうございました。
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