MC:
ちらっと聞いたことがあるんですけど、過去の通帳で調べるのもそうなんですが、国税局の中で不動産の売買・株の取引、ご家族の資産状況まで見ることができるシステムはあるんですか?
吉原先生:
国税が持っているシステムではそこまで把握しているわけではありません。
税務調査があった時に金融機関に行って金融機関の記録を見るということになると思います。令和6年に税制改正があって相続税の財産としてそれまでは過去3年間は動きを全部把握して生前贈与を把握していましたけれども、令和6年からこれが今毎年毎年伸びているんですけど最長7年までいくようになったので約10年近くの記録は税務署は見ることになると思います。
いわゆるそこで大口の引き出し等があった場合にどうなのかとかそれ以外にも金融機関だけじゃなくて、例えば金とかいろんな高級商品を買う方々の記録も全部把握すると思います。
MC:
そんなところまでわかるんですね。
吉原先生:
それは把握してますね。
税務調査上で調べて当然記録がどこに行ったかはわかりますので、1つの例ですけどある税務署にいた時に相続事案ですけど見た目はそれほど裕福に見えるような家ではないんですが相続財産として金塊があったという...
MC:
家の中から見つかったんですか?
吉原先生:
家の中です。それが最初見つからなかったんですけど、相続事案に珍しい査察が入って家の奥の奥に金庫があって金塊が見つかったという事件がありました。
どのくらいあったかとか具体的なことは知らないんですけど相続人が前から知っていたか知らなかったかという問題があって、最終的に知っていたことになったということでケリがついたというふうに聞いています。
金塊を買ったという記録は分かっているんですね。
MC:
国税局はもう目星をつけていってるんですか?
吉原先生:
そうだと思いますけどね。金取引もそういうのは分かるはずですから。
あと当然証券会社、先物取引等は全部情報として税務署は抑えています。
MC:
本当に現金の出し入れだけじゃなくてお金の動きは全部把握されているんですか?
吉原先生:
逆に言うと銀行での動きは調べないと分からない、銀行から連絡が来るわけではないので。
MC:
怪しい取引があった時とかに銀行から連絡が来ることもないんですか?
吉原先生:
銀行は怪しいとは思わないと思います。銀行は正規の引き出し人から要求があって出金していればそれは正規なので情報が入っても税務署は何なのか分からないところがあるという感じですね。
当然不動産の売買は登記事項ですからオープンになってますよね。