貸借対照表(B/S)の見方・基本をわかりやすく解説!

query_builder 2026/07/29
著者:吉原邦彦税理士事務所
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MC:

前回に引き続き、今回も財務諸表シリーズ第2弾です!

前回は損益計算書についてお伺いしましたが今回は貸借対照表について吉原先生に詳しくお伺いしていきます。





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貸借対照表とは何か?

MC:

では早速ですが、財務諸表の中で貸借対照表というのは何を表すものなんでしょうか?


吉原先生:

会社の財産状況(資産表)みたいなものと思っていただいていいと思います。


MC:

貸借対照表が読めるようになると何が分かるんですか?


吉原先生:

どのような資産があるか、会社の持ち物としてどのようなものがあるか、逆に負債としてどのようなものがあるかというのがわかりますね。


MC:

資産の状況と抱えている借金、負債の状況などがわかるということですね。

貸借対照表の図も書いていただきました。


吉原先生:

逆説的に言うと資産に対して負債と純資産の額は同じになります。ですから純資産というのは資産から負債を引いたものということになります。


MC:

この左右は金額は必ず一致するんですね。

左右が釣り合っているからバランスシートと言うんですね!

この内訳というか資産・負債・純資産について簡単にご説明いただいてもよろしいですか?


吉原先生:

資産の中にも流動資産・固定資産というのがあります。

負債にも流動資産・固定資産という表現があります。

わかりやすく言うと流動資産として出るのは現金、預金、すぐ現金化できるものです。


MC:

流動性が高いという意味なんですね。


吉原先生:

そうですね。

固定資産として出てくるのが不動産や車関係ですね。換価性が低く、すぐ現金にできないものです。

逆に流動負債ですけども、銀行借入や未払金が入りますね。

1年以上借入・返済期間がかかるものについては長期負債と考えるべきだと思いますね。


MC:

純資産っていうのは?


吉原先生:

会社の持分として出資された資本金の額や利益あったもの、剰余金などが入ってきます。


MC:

基本的には資本金と今までの利益の積み重ね分みたいなことですか?

ちょっとシンプルに考えると確かにわかりやすいですね。

貸借対照表の見るべきポイント

MC:

次に貸借対照表の中身を見ていきたいんですけれども、サンプルを見ながら損益計算書と同様に見るべきポイントというのを教えていただいてもよろしいですか?


吉原先生:

(サンプルは)ざっと見て利益があるなというのが見えますよね。

会社の資産として何があるかというと流動資産が26億円、固定資産が50億円。

運転資金として26億円使えると考えていいわけですよね。

逆に借入の方が流動性の借入負債が約13億円ということで流動資産より流動負債が少ないということは返済能力があるというふうにも見れますよね。


MC:

そういう見方ができるんですね!

確かに借金に対して支払う力の方が上回っている...


吉原先生:

会社が安定しているというふうに見てもいいと思います。

よく自己資本比率とかいうのが使われて、自己資本比率=自己資本÷総資産となり、約54%で優良な会社だと思われます。

自己資本比率=自己資本÷総資産 (54%で財務基盤安定)


MC:

自己資本比率というのは高ければ高いほどいいんですか?


吉原先生:

はい、利益剰余金も23億円で結構いい数字ですよね。

純資産の56%を占めてますからね、今までの長期的に収益が上がっているのだと思います。


MC:

過去からずっと積み上げてきた優良企業みたいなことですね。


吉原先生:

のれんという科目があります。


MC:

のれんがちょっといまいち理解できないんです。


吉原先生:

いわゆる老舗ののれんと同じような感じです。

M&A(買収&合併)で他の会社を買い取ったとかいう経験がおありなのかなという気がしますね。


MC:

のれんっていうのは買い取った価格と別の資産的要素ということですか?


吉原先生:

はい。

もう1つ退職給付引当金というのが科目として挙がっていますけれども、ということは正規雇用の従業員の方が一定数いらしてその退職金を引当金として積み立てているのかなというふうに感じますが、とても健全な会社ではないでしょうか。こんな素晴らしい会社はなかなかないのかなという気がします。


MC:

そうなんですね!


吉原先生:

上場会社とかあるかもしれないですけどね。

覚えるべきポイント

MC:

先ほどの自己資本比率というのは聞いたことがあるんですが、それ以外にも〇〇比率・流動比率みたいな言葉をよく聞いたりするんですが、これだけはちゃんと覚えておいた方が良い用語はありますか?


吉原先生:

あんまり難しくなってしまうので特に覚えなくてもいいような気がしますけども、自己資本比率という資産に対して純資産がどれだけあるかという比率でこういう言葉があるということだけでも覚えていただければいいかなと思います。


MC:

先ほど自己資本比率は高ければ高い方がいいとおっしゃってたんですけど、それは会社の体力みたいなのがあるからということですか、なるほど!ありがとうございます。

損益計算書と貸借対照表の違い

MC:

では前回教えていただいた損益計算書と今回の貸借対照表のそれぞれの役割をもう一度教えていただいてもよいですか?


吉原先生:

損益計算書は、端的に言うとこの会社が1年間でどれだけ儲かっているかというのをあらわす表と思ってください。

貸借対照表は現状においてこの会社がどれだけの財産を持っているか、損益計算書が成績表、貸借対照表が財産表というイメージで捉えていただいたらいいかなと思います。負債も財産ですし、正の財産・負の財産という風に考えていただいて対比をすることによって経営状況が見えてくるところはあるかなという気がします。


MC:

どっちかだけでもダメですし、両方見ることで...


吉原先生:

すぐには全部見れるわけではないので分からない部分もありますが、財務諸表を見れば大体の概略は把握できるかと思います。


MC:

ありがとうございます。

ずっと理解できなかった貸借対照表なんですけれども、ポイントを押さえることで少しですが読めるようになった気がします。

前回の損益計算書と合わせてこの貸借対照表も読み解くことで会社の正しい現在地を知ることができ、今後どうやって進むべきかというのが見えてくるんだなというふうに感じました。




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